工場の照度ってどれぐらい?

テレビを観るときは部屋を明るくして、と小さな頃両親から教わった方は多いはず。
暗いところでテレビを観たり読書したりすると目を悪くしてしまう原因にもなり兼ねません。
実は、工場でも作業のしやすい明るさというものが決められており、決められた基準に準じる明るさの元で作業をする必要があります。
ここでは、工場の照度についてご説明するとしましょう。

どうして明るさが必要?

そもそもどうして工場に明るさが必要なのか、ということですが、これは少し考えたら誰でも分かることです。
工場の中ではさまざまな作業が行われていますし、デリケートで繊細な作業もあれば危険を伴うような作業に従事することもあります。

このような作業を行うときはしっかりと手元を明るくしなくてはなりませんし、暗いとミスを犯してしまったり、ケガをしてしまうリスクさえあります。
このようなことが起きないためにも工場は照度に気を付けているのです。

また、明るい場所のほうが暗いところよりも作業効率はアップしますし、生産性の向上にも繋がります。
作業効率の向上と工員の安全性を確保するため明るさが重要なのです。

照度の違い

日本工業規格によって照度は細かく決められています。
工場内で行われている作業の種類によってどれくらいの照度が必要か、ということが事細かに決められていますから、それに準じた照度を実現する必要があるのです。
なお、明るさの単位はルクスで表されます。

精密機械や電子部品の製造といった繊細な作業に必要な照度は1500~3000ルクスと言われています。
自宅の照明の3倍以上の明るさがだいたいこれくらいです。
確かに、精密機械などの組み付けを行っている工場の作業室はとても明るくなっていますよね。
繊維工場での選別や化学工場での分析といった作業ではだいたい750~1500ルクスとなります。

作業効率向上のための工夫

作業効率をアップさせ工員の安全を守るために工場ではさまざまな工夫をしています。
では、実際に工場ではこれらの対策のためにどのような照度の工夫をしているのでしょうか。

LED照明を最近では用いるところが増えています。
明るく照らしたい場所に集中して光を集めることができますし、繊細な作業をするときにはこの照明が重宝できます。
作業効率が上がるのはもちろんですが、LEDは寿命も長いですから経費削減にも貢献します。

スポット照明を用いている工場は多いのではないでしょうか。
手元をより明るく照らすためのライトで、集中力が必要となる作業でも快適にこなすことができます。

照度を適正に保つことは作業効率の向上はもちろん、作業に従事する工員の安全を守ることにも繋がります。
そのため、工場ではさまざまな照度対策をしているのです。