工場での換気回数は?

自宅に換気扇が一台もついていないという方はまずいないでしょう。
火を使う台所には必ずと言って良いほど換気扇が設置されていますし、湿気や臭いのこもるトイレやバスルームにも基本換気扇は設置されています。
ホコリや臭いのこもりそうな工場だとよりしっかり換気が必要な気もしますが、工場には換気の回数などは決まっているのでしょうか。

実は法律で決まっている

工場における換気の回数ですが、実は法律でしっかり定められています。
建築基準法による決まりがあり、工場内で作業に従事する人々の健康を守るために換気回数が決められているのです。

「人の活動に必要なスペース」と「人間の呼吸量」によって換気扇による換気回数が決まってきます。
常に新鮮な空気を滞在させるために計算を行い、それに準じた換気回数を設けているのです。

必要換気量を部屋の広さで割ると換気に必要な回数が計算できますから、工場ではこのような計算のもと換気する回数を決め実行しています。
これによって工場内で働く人々はいつも快適な状態の中で働くことが可能となるのです。

換気によるシックハウス対策

新築住宅に入居すると目が痛くなることがありますが、これはいわゆるシックハウス症候群と呼ばれるものです。
壁紙やフローリングに使用されているボンドに使われている成分が理由で引き起こされますが、現在では建材の改良などもあってほとんどシックハウスが起こることはありません。

シックハウスは主に一般住宅で起こるイメージがありますが、実は工場でも起こります。
しかも、工場の場合は防音や断熱のために特殊な建材を使用したり、構造そのものが特殊であることも多いためシックハウスの症状が出ることも稀にあります。
換気をしっかり行うことで工場のシックハウス対策も可能となります。

換気方法

換気の方法にはいくつかありますが、代表的なものだとプッシュプル換気をはじめとしていくつかの換気方法が挙げられます。
プッシュプル換気は空気の吹き出しを利用して換気する方法で、ガスの流れを変えて吸い込みやすいところへ移動させてから換気するという方法になります。

置換換気は電気炉のように熱を発生させる装置を備えた工場で主に使われる換気方法として知られています。
電気炉で熱を発生させると有害物質が発生することがありますから、それを除去するために行われます。

希釈換気は工場内に広がってしまった汚染された空気を新鮮な空気によって薄める、すなわち希釈する方法となります。
一般住宅よりも工場のほうが臭いやホコリなどが立ち込めやすいですし、しっかり換気することが重要となります。
働いている工場がいつも埃っぽい、臭いもキツイという場合にはしっかり換気が行われていないのかもしれません。